背骨の役割
背骨には2つの役割があります。
- 支えの役割
- 動的役割
背骨は役割の分布が前後で別れます。
背骨には前柱と後柱の二つに分けられます。
前柱とは
詳しく言うと、
前柱は椎体同士の関節面のことを言います。
この役割は体重を背骨で支える事です。
背骨どうしが大きな面で支え合っています。
後柱とは
後柱とは、背骨の突起側にある関節面のことを言います。
この関節は背骨が動く動的役割を持っています。
背骨はこの「支えの役割」と「動的役割」の2つの役割があります。
前柱と後柱の機能的な役割
前柱と後柱は連動しています。
その中で機能的に役割が異なります。
- 支点の役割
- 直接および受動的緩和
- 間接および能動的緩和
この3つの役割があります。
支点の役割
支点とは上下の椎弓の関節の役割です。
この役割は、
背骨への軸圧の重さの緩和を可能にします。
背骨への重みを緩和させます。
直接および受動的緩和
直接および受動的緩和は上下の背骨同士の関節面で起こります。
直接的に重みがかかります。
また、動きが少ない為に重みを受け止めます。
間接および能動的緩和
間接および能動的緩和は背骨の後ろに付いている傍脊柱筋の役割です。
背骨にかかる重みをメインでは受け止めずに筋肉を使って緩和します。
このように背骨への重みは3つの役割によって分散されます。
まとめ
背骨には前柱と後柱がある
- 前柱は背骨の関節
- 後柱は椎弓の関節
前柱と後柱の役割
- 支えの役割(前柱)
- 動的役割(後柱)
前柱と後柱の機能的な役割
- 支点の役割(椎弓)
- 直接および受動的緩和(背骨)
- 間接および能動的緩和(筋肉)
人間の体はこのように背骨によって支えられています。
また、同時に動けるようになっています。
もし、
筋肉が硬くなったり体が歪んでしまうとこの役割が上手くいかなくなり、
ヘルニアや狭窄症を起こしてしまいます。