腰痛と筋肉の解剖学
腰痛の原因は姿勢の歪みがある!?
機能的な姿勢変化の原因としては、
- 筋肉の緊張
- 筋肉の短縮
が考えられます。
姿勢の歪む原因として、
日常生活のクセや仕事の姿勢が原因になる事が多いです。
歪んだ姿勢をしていると、
重みがかかっている側の筋肉が緊張します。
その状態が多くなってくると、
筋肉が短縮してしまいます。
短縮した筋肉はクセがついているので戻りにくくなってしまいます。
姿勢の歪みによって、
筋肉に負担がかかってしまい腰痛になることがあります。
姿勢検査での筋肉の分類
- グローバル筋とローカル筋
- 姿勢筋と相動筋
このように分類されます。
この中でも姿勢に特に重要な姿勢検査での筋肉の分類について詳しく書いていきますね。
グローバル筋とローカル筋
グローバル筋
多関節筋であり、2つ以上の関節をまたいでいる筋肉になります。
なので、
主な働きは主運動を起こすことです。
腹筋や背骨〜背中の筋肉、、肩甲骨〜腕〜手首の筋肉、
骨盤〜下半身などの大きく体を動かす筋肉になります。
ローカル筋
単関節筋は1つの関節をまたいでいる筋肉になります。
役目は椎骨の分節的な安定性などがあります。
単関節筋は多関節筋が自由に大きく動けるように安定の働きがあります。
腹横筋や多裂筋が代表的で、
関節可動域全般にわたって骨運動を起こすだけの力を発生することはできない。
代わりに拮抗筋として遠心性収縮を起こして運動を制御したり、
神経に情報を伝達して椎骨の安定性を維持するために大切な役割を持った筋である。
この筋肉がなければ体は安定や固定できなくなってしまいます。
よくインナーマッスルと言われるのがこの筋肉になります。
この筋肉に負担がかかったり、疲労が溜まると、
体を支える事ができなくなってしまい体が歪み腰痛を引き起こしてしまうのです。
姿勢筋と相動筋
姿勢筋
抗重力筋であり、
重力に対して体を支えている筋肉になります。
体幹や下半身や上半身の前後にそれぞれあります。
お互いに緊張したり短縮して体を支え合っています。
立っているだけや座っているだけでも抗重力筋は働きます。
常に使っているので疲労が溜まりやすく、収縮したり緊張しっ放しの筋肉になります。
なので、
ストレッチや体操などで常にほぐす必要があります。
相動筋
相動筋は早い動きを行う際に使われる筋肉です。
ストレスを受けると機能低下を起こしやすいです。
姿勢筋の状態によって機能が変わります。
姿勢筋と相動筋の神経的な連鎖
例えば、
脊柱起立筋(背骨に付いている筋肉)と腹直筋(お腹の筋肉)の場合は、
脊柱起立筋が姿勢筋で、腹直筋は相動筋になります。
姿勢筋の緊張・短縮は拮抗関係にある腹直筋の機能を低下させてしまう。
背面の筋肉がガチガチだったら、前屈できなくなりますよね。
体が硬くなってしまい、腹筋も使えなくなってしまうのです。
姿勢検査の徹底
筋の状態だけでなく、腱や靭帯、関節包、筋膜などの軟部組織を含めて観察することが重要。
靭帯の損傷、関節包の拘縮、筋膜の短縮はいずれも姿勢の歪みの原因となる。
体を支えているのは、筋肉だけでなく色々な組織が働いて体が支えられています。
なので、
筋肉だけでなくトータルで診る事が大切になってくるのです。
その為には、
体のどこに何が付いているのかを把握する必要があります。
それが解剖学の知識になります。
当院では、
体をトータルに診る事によって改善していきます。
もし、
お体で困っていましたら相談ください。
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